小さなヒットを連発しろ!
コロナに負けないヒットの新法則(日経ビジネスNo2061)を読んで
- い・ろ・は・す天然水ラベルレス https://www.i-lohas.jp/products/labelless
- 芋まるごと食塩不使用 https://www.i-lohas.jp/products/labelless
- 東京たらこスパゲティ https://www.arclandservice.co.jp/tokyotarako
- レモネードbyレモニカ https://lemonade-by-lemonica.com
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- ビジネスカジュアル https://fabric-tokyo.com/lp/business_casual
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- オードムーゲ https://www.kobayashi.co.jp/brand/eaudemuge
- 松屋銀座電話通販 https://www.matsuya.com/ginza/news/2020/0916/cosmetics-campaign
コロナの時代、アフターコロナの時代を見据えて、ヒットの法則が変わりつつあります。ここにあるブランドや製品はコロナ禍をチャンスに変えて危機を乗り越えようとしています。決して今までと全く違うマーケティング戦略をとっているわけではありません。今まで通りお客様の声に応えるという行動に変わりはありません。違うのは市場の小さな声に今まで以上に応えたり、市場小さな変化を見過ごさずに拡販資源を投入したりしていることです。それが小さなヒットの連発を発生させています。具体的なキーワードを私なりに探って行きたいと思います。
小さなヒットを連発する6つの視点
ちょっと藪から棒かもしれませんが、6つの視点を書き出してみました。
①エシカル(環境関連に代表される企業の善行)に価値を見出す人たちがいる
②レッドオーシャン(製品乱立・価格競争激烈)に製品を絞り込んで磨き上げる
③プロ用商品の大衆化
④ビジネスカジュアルはテレワークに不可欠
⑤自社製品群の見直し(不況下に伸びている製品もあるはず)
⑥顧客の来店数の減少に対し、顧客名簿のお客様を電話注文に誘導(接触方法の変化)
それでも商品を磨き上げる事は必要
今ある商品を磨き上げるためには、今まで大量製造販売の影響で埋もれていたお客様の声に耳を傾けることが必要です。例えば、エシカルについて言えば、お客様の環境意識は確かに高まってきています。特定のお客様はそれに価値を見出して追加でお金を払ってくれますが青天井ではありません。今まで以上にコスト意識も必要になります。その時にお客様の声をよく聞き、オーバークオリティ(過剰品質でお金をかけていた部分)に気づきコストを削減することで、価格を維持する努力は必要です。例えば包装の簡素化などは典型例だと思います。レッドオーシャン市場でいえば、商品を絞り込んでどこにも負けない内容にするために、今まで以上にお客様と一緒に考えて、商品価値を上げていく必要があります。
自社の事業に活かす
皆さんの会社の製品を見て、今までお客様の声として上がってはいたが、市場が小さくて努力の割に面白味がないと切り捨てていたものはありませんか。市場があると分かっていたけど、製品開発に課題が多いと断念していたものはありませんか。そういう市場と上記の6つの視点が合うものがあればチャンスかもしれません。
是非、みなさんご自身の事業の中で考えてみましょう。
小さなヒットを連発するための考え方
・今までの常識を疑う
・お客様の小さな声がヒント
・時代の変化が商機
案外、当たり前ですね。あとはやるかやらないか。
以上
東出 和教
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